その後の200年(フェームとの別れ)

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ソウルアに注がれた酒を、煽る様に飲み 「天使の1人が人間界で死に、意識が我の前に現れて、状況を言って消えた…お前に連絡を取ったのは、冥界に天使の意識及び魂が行ってないかの確認だ」 5人が驚いて、ロイ達はコップを落としソウルアは頭を掻く 「そうか……答えは否だ…他世界では偶にある…そこの世界神が天使に『そう設定』したら『意識』が『魂』になり輪廻に入る…但し、無条件では入れない…条件付きで輪廻に入る」 シュヴィは空になったコップを見つめ 「『堕ちる』事は無いのか?」 「ある……これも、生前の条件次第だ…世界神は天使を創造する時、条件を付ける……簡単に『堕天』出来ない厳しい条件だ…解るか?」 シュヴィはコップを持ったまま頷いた 「『嘘と反逆』…この2つだが、他世界では知らぬ……『あやつ』が作った掟は、我が註釈を付けて対応しておる…だが、この2つは変えられぬ…神界天界存続の掟だ」 ロイが静かに言う 「『嘘と反逆』は、我々魔族の特有の常套手段です……我々とは正反対の天使がやれば、それは『反逆』になり『堕天』になるのですね?」
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