その後の200年(フェームとの別れ)

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「1つ質問をする…学生が行う禁忌召喚で偶にキメラが現れるのは何故だと思う?」 シュヴィに質問されて、アレキスは頭を傾げてあれこれと考える 「……違う属性が混ざって、それが原因でキメラが造られる?から?」 「おっ…半分正解だ…答えは『質』だ…様々な魔力質が混ざり、様々な属性が混ざってキメラが造られるのだ…キメラは『複合型魔物』……確かぁ…第2か第3図書室に、その事に関しての本が有った筈だ…仕事の合間に読むと良い」 アレキスは頷き、もう大丈夫だと言って、部屋を出て行った 机の上に1枚の紙が現れ、シュヴィがそれに目を落とすと、焔からの返事だった ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                  ┃ ┃ 報告書は読んだ          ┃ ┃                  ┃ ┃他世界でもあるらしいわ       ┃ ┃あんたの判断に任すから、      ┃ ┃あんたの考える様にしなさい     ┃ ┃                  ┃ ┃その世界は『あんたの世界』なんだから┃ ┃                  ┃ ┃        神王神代理 焔   ┃ ┃                  ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 焔の返事を読み終えると、口の端を上げ 「フッ…『我の世界』か……では…『創り変えよう』」 徐に立ち上がり、神殿横・中庭の噴水の所へと、足を運ぶ
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