その後の200年(フェームとの別れ)

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噴水に近づき中を覗くと、白い玉が2つ程ある 「…ふむ……近々、誰かの体が『霧散』するのか…良い機会だ…この玉2つから創り変えるか」 そう言って白い玉を2つ掌に乗せるが、何を思ったのか噴水に向けて手を翳し、神力を流し始めた 噴水の周りの大きさが変わる 半径10㍍程の大きさから、500㍍の大きさの池に変わり、底の方から花の茎が伸びてきた 茎から葉が現れ成長し、丸い皿の様に広がる 茎はまだ成長し、それは2つの花の蕾になった シュヴィはその蕾の中に、白い玉を転移で入れた 噴水の中に手を入れて、神力を流す (【設定】…泉に流れる神力を養分に変え、茎を通り体を作り、蕾の中で『時』を待つ……連れ添う2人の天使の『想い』で、それは華となり『魂』となって2人の元に現れ、死ぬる時魂は蕾に戻り作られる体に宿り、新しい『時』を待つ…何時如何なる場所にて死ぬるも、その魂は神界に戻り、新しい『時』を待つ…設定変更は有り…【終了】) 創造神力を流し続けた所為か、少しふらついた 近くのベンチに座り、一息吐く 顔を上に上げ (…疲れた…『生命体創造』等、久方ぶりだ……魔界で、ロイ達と魔族達を創って以来だな)
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