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魔界神は、その光りに怯み後退る
光りは、ピンクの色をして鳥の形になった
頭から首にかけて、5本の羽根飾り
頭と首の色は薄く、体は少し濃いピンク色
目は、頭と同じ薄いピンク色だった
「『これは、なんだ』?」
初めて見る、色と形
鳥は翼を広げ羽ばたくと、飛び去った
魔界神には解らない事だらけ
初めて見る者・色・形
もう1度会えたら聞こうと思い、踵を返して椅子の所まで引き返した
帰ってみたら、椅子の所に何かが居る
先程の鳥だ
不思議そうに首を傾げ、嘴で椅子の背凭れを突つき、その上を叩く
「おい!?何をしておる!?」
走りより声をかけると、鳥は驚き逃げようとするが、魔界神に捕まり暴れ始めた
「うわ!急になんだ?大人しくしろ!」
益々暴れだし、羽ばたこうとする
又、光り出し今度は、人型に形をとった
「離して!…やだっ!」
先程の緋影に形をとっていた
「お前はさっきの?」
よく見ると、鳥と同じ処がある
顔・手足・服装は、白い
だが、髪と目が鳥と同じピンク色だった
「何もせぬ!大人しくしろ!」
もう1度怒鳴ると大人しくなり、怯えた顔で魔界神を見る
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