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「…………ん……………ここは………」
目が覚めて辺りを見回すと、間近に魔界神の顔が見えて、驚いた
「まぁ、ま、ままま(魔界神がなんで!?)」
慌てて口を塞ぎ、又、辺りを見回す
「zzz……zzz……」
(寝てる…だったら今の内に…起こさずに…そうっと…え?…えっ!?…ちょ!?なんで!こんなに!…ガッチリ!…人の体!…抱いてんのよ!?)
魔界神は寝てる…なのに、その手は食い込む様に緋影を離さない
「(無駄な足掻きかなぁ……ぅえっ!?…ちょっと待って!……この体勢じゃ、逃げられない!…%*¢★☆※◇■◎!…)ブハッ!」
何が何してどうなったかは、ご想像通りです
あまりの事で、瞬移で逃げるのを忘れたらしい
(落ち着け!…落ち着くんだ!…こんなのはなんでも無い!…たかが、ぶつかっただけの事!……魔界神は寝てる!………魔界神は何も知らない!………………よ…よしっ!……私は…落ち着いた!)
顔を横にずらし、辺りを見る
(何も無いなぁ…あれ?……あ…なんか明るいと思ったら、明かりが灯ってるんだ)
背もたれの上に火が2つ灯っており、緋影はその火を見て
(これも『綺麗』だな)
自然に笑みが零れていた
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