始まりの死

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一人の老人が不可解なしを遂げたのだ。 老人は熱中症だと思われる症状をだして死に至った。 ただそれが不気味だった。 老人の皮膚はどす黒い斑点模様が広がり所々それらが広がり歪な形をなしているものもあった。 シミのように広がったそれは老人の肌を黒く侵食していた。 酷いものではそれら、黒斑点は水膨れのように膨らみ、顔や足など特に露出が多い箇所に広がっていた。 水膨れは皮膚を溶かすように膨れては破裂し、ポコポコと皮膚が沸騰するように血飛沫を出しながら蠢いていた。
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