-進路は東-

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大広間に通されて。 玄戒は御座敷に座り、粟湯をいただき、一息ついていた。 山治がくちびを切り… 「とうとう、この日がきたか!」 「この日?」 「あぁ~山神様に剣豪が来たら手助けしてやってくれと…。」 「剣豪!もうとうもない、只の武士でありまする。」(汗) 「いゃいゃ、遂に山神様は決断なされたか!!」 「そのとおりでございます。」 「わしは所要を済ませたら、そちの後を追ってまいります。その代わりにそこの雛をつけましょう。」 「え!女人を…。」 と言う間もなく、玄戒の背後に回り首に鋭い鎌をあてがって。 「玄戒様よろしく。」 と雛は笑っていた。 ☆☆☆
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