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「蜘蛛男…?」
目の前の男に第一声を投げ掛けたのは伏見でも神谷でもなく零華だった。
「おっ!知ってるんだ!俺ってもしかして有名?でもその呼び名好きじゃないんだよな。俺には桐野創一(きりの そういち)って名があるんだわ」
気の抜けた口調だが、どこか上から目線で気味が悪い。
「貴方があの蜘蛛男なんですか。一度お会いしたいと思っていました。今回のゲームは楽しめそうですね。桐野さん。」
神谷も上から目線だが、どこか紳士的だ。
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