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それから僕は一時間位眠っていた。
起こされたきっかけはコロネの声だった。
「ねぇ、透真君。起きてよ。私、透真君がここに戻ってきた目的を伝えなくちゃいけないんだけど…」
そういえばさっきもそんな事を言っていた。そろそろ真面目に聴こう。
「…手短によろしく」
が、眠気に勝つのが苦手な僕は適当に返してしまった。
そして夢うつつになりかけていた僕をコロネは…
「じゃあ言うけど、透真君が巻き戻された目的は…」
一瞬で…
「透真君が生前好きだった子に好きだって伝えることよ。」
現実に叩き落とした。
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