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「死んだんだ…」
意識の途絶えようから、自分が死んだと言うことが分かってはいた。
だけどいざ知らされるとどうしたら良いのか分からなかった。
大体…
「じゃあ何で僕は今ここにいるんだ?」
死後は天国か地獄に行くのが普通だと思っていた。
大体死後の行き先は他説もある事を今は考える気にはなれない。
「じゃあ順を追って説明するね。」
妖精らしき生き物は再び浮かび上がった。
落ち着かない妖精だなぁ。
「落ち着かないんじゃなくて、色んな事がしてみたいだけなの!」
どうもこの妖精は僕の心がけ読めるらしい。
あまり余計な事を考えるのは止しておこう。
例えば…いや、妖精がこっちを見ているから止めておこう。
「コロネ!」
「…へ?」
「私の名前!」
「…はぁ…」
「妖精妖精って聞いてて悲しくなるの!私にはコロネって名前があるんだから。」
「…じゃあコロネで」
厄介者だな、なんてこれっぽっちも思ってない。思ってないから。だから睨まないでくれ。
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