第2章 【速報】勇者が大変なことになっています

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勇者「まあ冗談はこれくらいにして…君は普通の勇者や魔王の考えをもっているね」 普通の勇者はまだしも魔王の考えってどういうことだよ 戦士「…ちょっとイラッときた 説明しろ」 勇者「ごめんごめん でも事実なんだ 普通の勇者や魔王の考えっていうのは敵を倒すよね 敵の一番やっかいな奴を倒すために」 戦士「俺らでいう魔王のことだよな?」 勇者「あたり でもね?僕らは何をしに魔王の所へ行くの?この世界を両立させるためでしょ?なのにどうして倒さなきゃいけないの」 確かにそうだ でも 勇者「君が言いたいことはよーくわかる もし魔王との決戦がやってくるとしたら経験値が必要だね でも僕らには必要がない だって戦わないから」 戦士「お前は魔王をよく知らないからそんなことを言えるんだ 魔王は強い」 勇者「僕は普通という常識にとらわれたくない こんなことをする勇者なんて誰もいなかったでしょ」 戦士「でも」 勇者「勇者も沢山いてね 先祖代々やってきたよ でも皆魔王を倒して世界を救ったとかなんとか言って なのになんで魔王がいるの それは勇者が生まれるのと同じく魔王も新しくなるからだ 今までの事を続けていたらまた繰り返す」 あ なんか俺こいつの言ってることにのってしまいそうだ 正論な気がする 戦士「なんだよ…お前…ちょっとかっこいいじゃん」 勇者「ていうか今のやり取り、かっこよかったよね」 勇者戦士「wwwwwww」
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