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「客人は、久しぶりだったな。
長い間勇者という生き物は絶滅していたと思っていたのだが………」
王座にふんぞり返っていた、男が立ち上がるとその自前の白髪の長髪とマントが風になびく
「勇者か………名前を聞いておこうか?」
こちらも、赤と紫の碧眼を見せ付け相手を威圧する。
「我の名はアイリ!!
魔族に滅ぼされたザウェイ族の末裔だ」
その威圧感を者とせず、淡々と話を進めていく。
「ザウェイ族…………
魔力と体力を兼ね備えていた世界有数の1族
だが、以前にその一族に生まれた勇者が魔王を滅ぼす程の実力を持っていた為一族根絶やしにされた哀れな一族。
まだ末裔がいたとはな………面白い」
その後、指を鳴らすとどこからともなくスライムやら犬やらの形をした魔物がテーブル、ご馳走を用意し
今までに、殺気と死の誘いしか無かったこの場にどこぞの貴族が自分の権力、財力を見せ付けるだけ為に作られたパーティー会場が作り出されてしまった。
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