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生徒達は咄嗟に目を瞑り、目を開けた時にはガレンの姿がなかった。
「先生が消えたわ!」
「すげー!光ってもしかして光速で動けるのか!」
「マジで!光超強いじゃん!」
「それより、先生はどこに行ったの?」
「ここにいるぞ!」
教卓の影からガレンが現れる。しかし、生徒達の反応はあまり良くなかった。
「なんだ、隠れてただけか」
「やっぱ光弱いじゃん…」
「逃げるだけしか使い道ないのかー」
「あのなぁ…いいかお前ら。人間にとって一番大事なことは、自分と自分の大切な人の命を守ることで」
光という能力が、どれだけ有能なのか語り始めたガレンの声を遮り、ミネアが声をあげた。
「先生、タスク君がいませーん」
先程まで机に足を乗せていた少年、タスクの姿はどこにもなかった。
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