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その言葉に、渡宮くんの行動の全てが集約されていると思った。
校門で待ち伏せしていたのも、全てはあたしに奴のポラロイドを撮らせて横流しさせるため。
全ては奴を中心に回っていた。
なのにあたしは、生涯味噌汁を作る仲になることを想像していた。
…………。
哀れである。
傷心で放心状態のまま、あたしは渡宮くんとアドレスだけでなく、番号まで交換する羽目になった。
その、せいで。
昨日の夜、びっくりするくらいの長電話。
やれ写メはまだか、やれ変な奴は侵入していないか、やれツカサくんに近づいていないか。
…うるさくて仕方ない。
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