3923人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほら嘘じゃなかったでしょ!」
携帯をしまいながら、鼻高々主張する。
奴は、あたしが嘘をついていると決め込んでいたようで、自分が間違っていたことがそんなにショックだったのか、その場で固まっていた。
「部員は確かに二人しかいないけど、あたしはちゃんと毎日書を嗜んで…、」
る。
と、言おうとした時には腕を掴まれていた。
目の前に、目の据わった御曹司。
「副部長って男?お前いつも男と部室に二人っきりでいるわけ?」
――――へ?
予想もしなかった対応に、あたしの脳は瞬時にフリーズした。
最初のコメントを投稿しよう!