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(今の人…?)
少女は、先程までこちらを向き佇んでいた少年と目があったのでした。
その少年が走り去るのを目で追っていたら、いつの間にか歩みが止まり後ろの人とぶつかってしまったのです。
「おら、さっさと歩け!」
少女は近くにいた男に鎖を引っ張られ、少しよろけながらまた歩き出しました。
売られた先の家は、それはそれはでかくまるで豪邸でした。
(お金持ちなのかな…。まあ、こんなにあたしたち奴隷を買えるんだから当たり前か。)
少女がまたもや、ぼーっとしてると1人の太った醜い男がこちらを見ていたのです。
その男は、ゴテゴテとドハデなアクセサリーを付けていました。
それを見た少女は怪訝な顔をしてしまいました。すると、その男は少女を見てニヤリとしました。
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