0人が本棚に入れています
本棚に追加
「アリス……儂の可愛いアリス。儂はアリスを一目みたい瞬間に恋に落ちてしまったようだよ。」
そう耳元で囁くと、グイッとアリスを抱き寄せた。
「やめ………っ」
「まさか、自分のご主人様に反抗なんてしないよな。」
自分を買った主人に対し、抵抗なんてしたら殺されてしまいます。
アリスはもう、なすすべが有りませんでした。
(最期に、あの人に逢いたいな……。あの、パンを抱えた彼に……逢いたかった。)
アリスの目からは涙が止まりませんでした。
「アリス……母国から知らない土地に迷い込んだアリス。可哀想なアリス。
儂が慰めてあげよう。」
そう言うと主人は強引にアリスの唇を奪いました。
いやぁあああぁああぁぁああぁぁ!!!!!!!!
最初のコメントを投稿しよう！