終焉の章

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「神様!なぜ僕らだけなのですか! なぜ、人は平等では無いのですか!? なぜ、僕らは辛い思いをしなければならないのですか!? なぜ、なぜ…… 神はなぜ、僕らを愛してはくれないのですか!?」 畜生、畜生。何がハレルヤだ。何がハレイヤだ。 彼は名前を棄てました。 少年は夕暮れまで叫び続けました。 そして、目が紅くなるまで泣き、声が枯れるまで叫んだ少年は覚悟を決めたのです。
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