少年の章

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ハレイヤは店主を退けた後も、ただただ走り続けました。 いつまでも、いつまでも。 ハレイヤはパンを抱えたままボ、ロボロと涙をこぼしていました。 ハレイヤの心はズキズキと痛んみ、涙を流しています。 悪に染まりきらない、純粋な心。 空腹を満たすため、明日を生きるためとは言え、盗みを犯したのですから。
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