憧れの日常

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俺は身体を離し、改めて夏木の顔を見た。 俺のと変わらないくらい分厚い眼鏡。 さっきの睨みが嘘のように眉間のシワも見当たらない。 「……もしかして、めっちゃ近眼?」 「あ? だからなんだよ……」 「眼鏡外すともしかしてあんまり顔見えない?」 「……ああ」 見えないから目を細めてたのが、睨んでるように見えたのか。 こうして見ると全然印象違うなぁ。
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