憧れの日常

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「おま、……雫……だよな……?」 「そうだけど?」 何言ってんだこいつ? 軽く首を傾げると、雨竜の顔が眼鏡越しでもわかるほど赤くなった。 そうそう、普段はダサいからって部屋でしかかけてない眼鏡も、俺にはばれたから、リビングでもかけたんだよなー。 って、そんなことはどうでもよくて。 「なんだ、風邪か?」 俺は雨竜に近づき、額に手を伸ばした。
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