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「んー、熱はないなぁ」
もう片方の手を自分の額に当てて比べる。
でも、雨竜が更に赤くなったのは気のせいか?
「ちっ……なんでもねーよ!
(なんだこいつ、めちゃくちゃキレーじゃねーか……! 風呂上がりで色っぺーし……やべえ……!)」
顔を逸らして俺の手から逃れると、今度はその手を雨竜が引っ張った。
「わっ……」
気づくと俺は、ソファに座った雨竜に後ろから抱えられている状態に。
え? え? なにこれ??
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