日常の朝?

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朝起きたら、先ず、自分の状況がわからなかった。 動かない体、に絡みつく腕と心地よい体温。足元は若干スースーするような……? 「…………???」 ぼんやりしたまま、なんとか目を開けると目の前には整った顔が。 「え……雨龍? えっ、ちょっ……」 一気に頭が覚醒し、離れようと手を突っ張る。 「ん……うるせぇ……」 グイッ 「んぅっ!?」 うるさいと、逆に胸に顔を押しつけられてしまった。 しかもさっきよりきつく抱き込まれ、更に足が絡んできたことで、自分が下に何も履いていないことに気づく。 「……!? うー!!」 ちょっ、息できなっ…… 思うようにならない体でジタバタと暴れ、ようやく雨龍が起きて離れてくれた頃には、俺は酸欠になりかけていた。
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