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「おい、大丈夫か?」
やっと目が覚めた雨龍はガバッと起き上がり、抱き起こした雫に慌てて声をかける。
「ふっ……はぁっ……」
「……!?」
酸欠になりかけていた雫は紅潮した顔で口を開けて必死に息をし、トロンとした目で雨龍を見上げる。
ちなみに身につけているのは大きめのシャツ一枚で、細い首筋や鎖骨、真っ白い生足が丸見え状態。
そしてその下には何も履いていないことを雨龍は知っている。
「(やべっ……色気が、半端な…っ)」
硬直したまま見惚れる雨龍に、息が整った雫は、どうしたのかと首を傾げながら顔を下から覗きこんだ。
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