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阿狼は今度はこちらの番だと言わんばかりに鎌鼬に拳を突き出す。
鎌鼬は片方だけとなった鎌で防御しようとするが、
「何ぃ!?ぐはっ!」
鎌鼬の鎌は阿狼の拳に簡単に破壊される。そして阿狼の拳は鎌鼬の頬を捕らえる。
鎌鼬はそのまま吹っ飛ばされるが阿狼の攻撃はまだ終わらない。阿狼はそのまま浮き上がった鎌鼬に飛びつき、顔面を掴む。そして、鎌鼬をトンネルの天井へ叩きつけた。
ドゴーンと音がし、トンネルの天井には大きなクレーターができた。
阿狼はその後素早く着地する。鎌鼬はクレーターにめり込んでいる。そして数秒後、力無く地面に落ちた。
阿狼は焔と陣介を睨みつける。焔は警戒し、剣の柄を握る。陣介は阿狼の姿に唖然としていた。
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