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一方、ここは先ほど紹介したスーパーの近くにある『桜丘(サクラオカ)小学校』。ここは近々、少子化の煽りを受けて廃校になるらしい。
そんな小学校の校庭に夜中にたくさんの人影が。いや、全員妖怪や幽霊だった。しかも集まっているほとんどの者は小さな子供たちであった。
「はい、今日は幽霊や妖怪の人間に対するマナーを私と勉強しましょう。」
そう言ってどこから持ってきたのか黒板に教師らしき人物が字を書く。よく見るとその教師は焔だった。
「焔先輩が先生か。鬼教師だな。」
陣介がニヤニヤしながら教師に扮した焔の話を聞いている。
「ああ、吸血『鬼』だけに?」
阿狼もクスッと笑う。すると次の瞬間、チョークが高速で飛んできて陣介に当たる。
「そこの君たち、授業を真面目に聞きましょうね?」
「はい、すみませんでした。」
「申し訳ないっす。」
二人は焔に平謝りするのであった。
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