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「すみません。この事件についてお聞きしたいのですが・・・」
しかし、女性はまだ震えている。
「あ、あなた達はいったい、何者なんですか・・・?」
「ああ、申し遅れました。」
焔はおもむろに胸ポケットから手帳を出す。
「私、『閻浮署』の刑事課の『焔(ホムラ)・クリムゾン』です。」
それは警察手帳だった。続いて阿狼も名乗る。
「同じく、『閻浮署』の刑事課、『月影 阿狼(ツキカゲ・アロウ)』です。」
「えっ?警察なの・・・?」
女性はただ呆然としていた。
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