0人が本棚に入れています
本棚に追加
「でも流石勇者だよ。何百万人の軍隊を軽くあしらうんだから」
「関心してていいんですか」
「いやいや、ちょっと驚いていたんだよ。だから勇者に立ち向かう人は誰一人居なくなったとさ。わっはっは!」
大きな声で笑うの止めてくれ、鼓膜が破れそうだ。
「俺はただ魔王を討伐しに行くだけなのですが―――」
そう、俺の幸せな生活を壊した魔王を。
「魔王だけ討伐しても世界は平和にはならない。勇者も討伐しなければね。」
うんうん、と頷く店長
「兄ちゃん、好きな装備を持っていくがいいよ」
「なんで?」
「信じてるんだよ、兄ちゃんのこと。『何か』感じるんだよ。世界を動かす『何か』を。」
急に真面目になった店長だな
「それに知っているかい?最近あの力に目覚めた人がいるってことを」
最初のコメントを投稿しよう!