終章「真実」

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 そして二江くんは事実を知り、罪を自白したものたちを殺していった。  もちろん、自白が事実かどうかの判断は二江くんがしていたのだけど、私は二江くんに共感して、同じ罪を抱いているということを吐露して、自白を逃れた。  二江くんが謎を全て解けたのも、二江くんが全て問題を用意していたからだ。問題を作った人は当然答えも知っている。解けて当然だった。  だから私は生き残れた。
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