第二章「分道」
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第二章「分道」
「何か……あるぞ……?」 薄暗い廊下を抜けた先にはまたもや白い部屋。 二人ずつ座れるソファーが四角いテーブルを囲うように置いてあった。 けれどそのソファーに誰も座ることなく、その奥にある八つの扉と、その上に書かれた数式を僕たちは凝視していた。 「数式……みたいだね……」
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