学徒歩けば小娘拾う

大学生、自分語りを始める。

話をもとにもどそう。やはり、本当に人を好きになったことがない(ような気がする)というだけで、他人に興味がないとするところには、若干どころか、かなりの論理の飛躍があるようにも思えるが、とりあえず、その他にも理由めいたものはあるだ。この際、もう一つだけ例を挙げるとするならば、それはずばり、僕は自分が一番可愛いから、ということである。ナルシスト中のナルシスト。とは言ったものの、自己中心的というわけではない。もちろん、自己中心的な身のふるまいをしてしまうときもあるが、それはまあ、人並みには、である。そして、厄介なことに、僕は自身が可愛いと思う気持ちと同じくらい、自身が嫌いである。そして、あきれたことに、自分を可愛いと思う自分が嫌いで、自分が嫌いだと思う自分が好きで、みたいな、鶏が先か卵が先かのような話になってしまうのである。我ながら情けないとは思う。