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「理香!!今の人かっこよかった
よね。
あの生徒会長の篠原
なんとかっていう人!!」
「えーーー。
あや、何いってんの。ヤダよ。
どこがいいの?
ウチは絶対ムリ。」
「どこがっていうか……
なんとなくかっこいいと思った
だけ。
でも、そんなに否定しなくても
良いじゃん。」
やっぱりかっこいいと思うん
だけど……
性格も良さそうだし、悪い人ではないと思った。
でも、彼女とかいそうだな。
なんて1人で考えてたり……。
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「綾、あやってば……聞いてた?
今の部活の話。何部にする?
バレーかテニスだけだって。
後は男子だってよ。」
「ああ、ごめん理香。
部活かぁ……。
部活はテニスにしようかな。
なんかバレーは出来なさそう
だから。」
「やっぱり。そんな感じしてた。
ウチもテニスにしようかな。
あのさ綾、あんまりぼーっと
してると良くないよ。
そのうち、怒られちゃうよ。」
「うん。そうだよね。
気を付けるから。
ご忠告ありがと。」
理香にちゃんと話して
見ようかな。
でも、わかってくれないかな。
ヤダとか言ってたし。
私はただ、ぼーっとしていたワケじゃない。
あの入学式以来、
生徒会長さんの顔が頭から離れないのだった。
なんかずっと気持ちがモヤモヤしている。
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