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早朝からとんでもない物を見せられたが、何故だか気持ちよく家を出ることができた。
と思ったが、
『よっ!』
『うあぁっあ!?いきなりなんだよービックリさせやがって』
『ははっ!いいね~お前のリアクション最高だぜ!』
気持ちよく家を出たこの俺に、後ろから突進してきてビックリさせたコイツ
名前は田島耕一(たじまこういち)
小学校からの友達で親友的存在。
明るい性格だが、たまにおっちょこちょいな所がある奴だ
『朝からホラゲー感覚にさせてんじゃねぇよ!』
『そんなことより、今日から2年だな!』
自分で振ってきたネタを『そんなことより』で済ませやがった。
俺のツッコミはなんだったんだ。
『お前は一生高1だな!』
『な、何故だ!』
『自分の名前にこういちって書いてるじゃないか』
『な、なんだと!ならば名前を耕二にしてやる!』
『それだと、こうじだな!』
『な!?俺としたことがぁ~』
駅前で漫才をしてしまった。恥ずかしい。
そんなわけで、俺と耕一は駅の一番乗り場に向かった。
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