第1章:思い出した

1/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ

第1章:思い出した

○馬車道にあるカフェ  黒縁のメガネをかけ、子ライオンを抱いている若き日の写真がプリントされたTシャツを着ている春山 暖(40)と春山優子(35)が話をしている。 テーブルの上にはボクシングトーナメントのチラシが置いてある。 優子がいきなり立ち上がり、テーブルを叩く
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!