浜辺に打ち上げられた少女

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side<キバ> (どうしたんだろう 名前を聞いたんだけど… 怖がってるのかな?) 「怖がらなくても大丈夫だよ?」 肩に手を置いて言うと 女の子は首を横に振った (怖がってない…?……!もしかして…) 「話ができないの?」 すると女の子は 目に涙を浮かべて 縦に首を振った 「そっか…。ごめんね、ボク知らなくて…」 机にある紙と羽ペンとインク を持ってきて 女の子に渡した 「字は書けるよね?」 女の子は頷くと ペンを使って 文字を書きはじめた そして書き終わると ボクに手渡す 「ありがとう。ボク、文字の読み書きができないから、仲間に見せて読んでもらってくるね!」 ボクは紙を片手に 急いで、ある部屋に向かった
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