記憶と二人の能力者

2/12
前へ
/50ページ
次へ
side<キバ> コンコン ガチャッ 「シン~」 ボクは地下にある シンの部屋のドアを開けた 「…なんだ…?」 仕事をしているのか シンは手元の本から 目を離さない 「これ、何て書いてあるの?」 ボクはシンの側にいき 紙を差し出す するとシンはやっと 本から目を外した 「……。これは何だ?」 「ボクが運んだ女の子の…あの子、声が出せないみたいだったから」 「…そうか」 シンはボクを見て そして紙を見る 「クレア・ウインリアと書いてある」 「クレアかぁ!じゃあボク、クレアお姉ちゃんって呼ぼ~!ありがとうシン!」 ボクはシンに背を向け 部屋を出ようとした 「こいつの…クレアとかいうヤツの所に戻るのか?」 「あ、うん」 「…俺も行く」
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加