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コンコン
ガチャッ
ドアの方を見ると
ｷﾊﾞともう一人
男が入ってきた
男は銀色の長髪で
瞳はひまわりのような黄色
耳は人間より長くて大きい
おそらくｴﾙﾌという種族だろう
小さい頃､父からｴﾙﾌ族の
話を聞いたことがある
彼らは皆､賢く
魔法を使えるそうだ
「ｸﾚｱ…お姉ちゃん？」
(さっきの紙、見てくれたんだ)
ｷﾊﾞが少し照れながら
私の名前を呼ぶ
私はｺｸｯと頷いて
ｷﾊﾞの頭を撫でた
「えへへ//」
撫でてもらえるのが
嬉しいのだろうか
ｷﾊﾞは耳をパタパタさせている
(かわいい…)
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