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「……はぁ」
部屋の窓際で
ため息を吐く少女
ウィンダリア王国の姫である
クレアは両親、
許婚であるレオナと
彼の両親で
隣国で開かれるパーティに行くため
船で海を渡っていた
「…なんでだろう、嫌な予感がする」
クレアの勘はとても良く当たる
それが少し奇妙で
彼女自身、不気味がっていた
ボーン…ボーン…
「…!もうこんな時間になったんだ…早く寝ないと」
部屋にある
少し古ぼけた時計は
夜中の12時を指していた
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