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「クゥン」
(犬…?綺麗な毛並み…)
「お姉ちゃん、ボクの相棒のレオンだよ!狼なの!」
部屋を出てすぐ
大きな白い毛並みの
犬…じゃなくて
狼が私の足にすりよってきた
「クゥン…クゥクゥ」
「いつも人見知りするのに…どうしたの、レオン」
屈んでみると
太ももに顔を乗せて
じっと私を見てくる
(撫でてほしいのかな?)
少し怖いけど
そっと頭を撫でてあげると
気持ちがいいのか
目を細めている
「ガゥッ!!」
突然、レオンが
飛びかかってきた
ドンッ
「………っ…」
体が大きいレオンの体重を
支えなれなかった私は
後ろにあった壁に
背中をぶつけてしまった
「お姉ちゃんっ!ちょっとレオン!ダメだよっ」
キバが必死で
レオンを引きはなそうとするが
力が強く、引き離すことが
できなかった
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