クロッカス海賊団

5/7
前へ
/50ページ
次へ
side<アウル> クレアが何か書きはじめた そうか… 話すことができないから こうやって伝えるしか ないんですね… 早く回復させてあげたいな… そんなことを考えていたら クレアに紙を渡された 紙には "忙しいアウルさんに わざわざ部屋に来ていただく のは申し訳ないので 私がアウルさんの部屋に 行きます" 達筆な 綺麗な字でそう書かれていた 「クレアは優しい子だね。でもここから僕の部屋まで遠いよ?それでもいいのかい?」 クレアはコクッと 頷いて、ふわりと笑った 「わかりました。あと、船長に甲板に来いって言われてるんですが、行けますか?」 クレアは少し不安そうな顔をする やっぱりまだ 無理そうですかね… するとまた クレアは字を書きはじめた "アウルさんがいてくれるなら 大丈夫です" こう書かれた紙を渡した クレアは少し恥ずかしそうに していた
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加