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side<少年>
「っ!!…人…間?」
レオンが見つけたのは
白いワンピースに身を包んだ
髪の長い人間だった
うつ伏せに倒れていて
顔は見えないが
たぶん女の子だと思う
「レオン、君は袋を持って先に船に帰ってて!」
ボクが袋を渡すと
レオンはそれを口で掴み
音もなく走り去った
「…ねぇ?お姉ちゃん…?大丈夫?」
女の子を仰向けにする
「わ…ぁ…//」
とても綺麗な女の子だった
思わず見とれてしまう
「…はっ!?見とれてる場合じゃないや!早く船に運ばないと」
ボクは女の子の腕を
肩に担いで
半ば引きずるように
運んだ
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