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電車を降り、歩きながらそんなことを考えていると、病院に着いた。
「せんぱ~い!ちはる先輩!!!おはようございま~す!」
後ろからうるさい声が聞こえてくる。
この声といえば、後輩の夏希だ。
夏希は、私と1歳しか違わないのに、『先輩、先輩』と慕ってくれる可愛い後輩だ。
私とは正反対で女の鏡といえるような子だ。
メイクも派手にならない程度に毎日しっかりしてるし、女子って感じのフワフワのスカートをいつも履いて、毎日髪をゆるく巻いてる。
「おはよ、夏希。あんた朝から大声出してどうしたの?」
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