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うれしいのか悲しいのか。
それすらもわからないまま涙が溢れる
「……っ…………っ………」
足の力が抜けて、座り込みそうになると腕を掴んで立たされた。
そしたら隼人にギュッって苦しいくらいに抱きしめられた
「会いたかったよ、ちはる。ごめんな、寂しい思いさせて。」
私は声が出せなくてただ、首を左右に振ることしかできなかった。
しばらく抱きしめられたら涙も止まったあと、離れて
「昨日メール送ったんだけど、今日は話があってきたんだ……。ちはるの家行ってもいい?」
「メール見てなかった、ごめん…。いいよ、家で話そう?」
そこから2人でタクシーに乗って私の家に向かった。
タクシーの中では、『仕事どう?』とか『体調は大丈夫?』とか、当たり障りのない会話をした。
家に着いて、お金は隼人が払ってくれた。
「どうぞ。」
隼人を家にあげて座ってもらって、お茶をだす
いったい、何の話なんだろう
なんか変に緊張するよ……
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