□迷路□

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うれしいのか悲しいのか。 それすらもわからないまま涙が溢れる 「……っ…………っ………」 足の力が抜けて、座り込みそうになると腕を掴んで立たされた。 そしたら隼人にギュッって苦しいくらいに抱きしめられた 「会いたかったよ、ちはる。ごめんな、寂しい思いさせて。」 私は声が出せなくてただ、首を左右に振ることしかできなかった。 しばらく抱きしめられたら涙も止まったあと、離れて 「昨日メール送ったんだけど、今日は話があってきたんだ……。ちはるの家行ってもいい?」 「メール見てなかった、ごめん…。いいよ、家で話そう?」 そこから2人でタクシーに乗って私の家に向かった。 タクシーの中では、『仕事どう?』とか『体調は大丈夫?』とか、当たり障りのない会話をした。 家に着いて、お金は隼人が払ってくれた。 「どうぞ。」 隼人を家にあげて座ってもらって、お茶をだす いったい、何の話なんだろう なんか変に緊張するよ…… .
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