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「りつ?りーつ、律ッ!!」
うるせー。
「何?」
「何?っじゃねーよ!!よーく聞け、今日!待ちに待った!転校生が!」
いつにも増してテンション高ぇなこいつ。
「暑苦しい。いちいち切るな」
「転校生が来るんだァァァァァァァ!!!!」
「やべーよ!ガチで王道だなここは、期待を裏切らない。1年で何もなかった時はさすがに3次元はだめかと諦めたが。
だがしかし!神は相沢を見捨てなかった!!」
まーた始まった。なんつーんだっけ、腐った男?自分のことを相沢と呼ぶこいつはいわゆる腐男子らしい。
俺もなんでこんな奴と連んでんのかはわかんねーけど。中1ん時にやたら声かけられてウザかったのは覚えてんだよな、たぶんその流れで一緒にいるっていう。
所詮腐れ縁?
「で?」
「なんてことだ…この時期での転校生の素晴らしさがわからないなんて!あれだけ王道について説明してきたのに!!」
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