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親父の知り合いが経営してるって言うから、いいとこだって進められてこの学園に来たのになんだこのガチホモ集団は。
教師まで腐ってんのかよ。
てか…
「触るな」
担任をシカトして窓の外を見てたら顎に手をかけられて担任の方へ向かされたので、組んでいた腕を解いて担任の手を弾いた。
「生意気だな。服従させたくなる。意外と可愛い顔してるしな。…田中律」
服従だと?バカか。とち狂ってやがる。
周りがキャーキャーうるせー。こんな奴のどこがいいんだよマジ理解できねー。これじゃいつになってもHR終わらねーし。新学期早々目立ちすぎ。
いい加減空気になってた鼻を抑えてる燈に助けろと無言で睨み圧力をかける。
親指を立てるなクズ早くしろ。
「雪ちゃん!それより転校生待たせてるんじゃないの?待たせちゃダメだよ。ささっ、戻った戻った」
やっと役に立った燈が担任の背中を押して教卓に戻す。
「わかったからやめろ。律、覚悟しろよ。んあ?相沢燈。なんで転校生のこと知ってんだ?」
「げっ」
げっ。じゃねーよ。なにしてんだよあいつ。いやでも確かになんで転校生のこと知ってんだよ。
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