はじまり

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「名前で呼ぶな。内田先生と呼べ。早く自己紹介しろ」 担任淡白すぎ。生徒に呼び捨てされるとかざまぁねーな。笑える。 「自己紹介?ああ、いくぞ! オレは佐々木煌星だ!きらめくほしって書いて煌星!よろしくなっ。あ!間違えた!もう一回いいか?!」 担任がため息を吐き、燈は鼻息が荒い。隣はスヤスヤとおやすみ。俺はパズドラなう、だ。 「あぁ、その前に千歳美咲。起きろ、オレが低血圧我慢してんのにずりぃだろ」 ずるいとかガキかよ。にしてもそんなんで美咲は起きないからな、もうちょい待つか。 「千歳美咲!起きろ。隣…律、起こせ」 んだよそのニヤついたドヤ顔。こっち見んな。 「はぁ。美咲、美咲起きて。…だめか。……美咲、今日ご飯作ってあげるから起きて?」 「んぅ……律、ご飯。起きる」 対、美咲用の魔法の呪文だ。(笑) 「(律のやつ千歳美咲には優しいのか…)」 「ちょ、何その萌え!!すごく美味しいです!!」 「…うっせ」 これ人前だとちょっと、いや。かなり恥ずかしい。 「じゃあいいか?!えっと、佐々木煌星です。好きな食べ物はハンバーグだ!です。よろしくなっお願い…お頼みもうします?」 敬語ができないならなぜクソみたいな敬語に言い直したんだ!ツッコミどころ多すぎてゲームに集中できねー。
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