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「…佐々木煌星の席はあそこな」
担任が指をさした方向を見ると転校生がなぜか燈に指をさして叫んだ。いちいち叫ぶなうるせー。
「ああ!!お前朝の奴だなッ!よかった、知ってる奴いなくて困ってたんだ!同じクラスなんて運命だなッ」
キラッ!って効果音でもつくんじゃねーの?もっさもさの髪の毛をふさっとさせて燈に…って、は?朝の奴?あいつら面識あんのか?
「あ…やべ、あっははは…よ、よろしくねー……」
「お前名前なんだ?オレは佐々木煌星だ!てかなんで朝木登りなんてしてたんだ?」
お前さっき自己紹介しただろ。それに燈…どこまでもバカなんだな。
「あああああああああああぁぁ!!!相沢!相沢っつーの!それより佐々木君のためにみんな待ってるからとりあえず席に着いた方がいいんじゃないかなァァ?!」
「あ?そうなのか!でもみんなもう友達だから許してくれるよな!」
口元だけニカッとしたのが見えてスタスタと自分の席へやっと向かう。
途中足を掛けられそうになっていたが足を出した奴に転校生が厳重注意をして何事もなかったかのように着席する。
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