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翌日。
帰宅後、そのまま寝てしまって結局夜中の1時頃に一度目が覚めた。
フラつきながら、軽くシャワーを浴びてまた眠った。
我ながら、自分のお肌には酷なことをしてると思う。
もう30は目の前で、曲がり角はとっくに過ぎてる。それなのに、自分で言うのもあれだけど、まったく危機感がない。
2年前に別れて以降、恋愛ってものにも興味がなくなったし。
ただあの時、もういいやって思ったのは嘘じゃない。
「いやー、やばいね、あれ」
「あれ?」
「都築 郁哉よ」
「へー、名前初めて知った。郁哉って言うんだ」
会社前で偶然出くわした稚紘から、突然都築MDの言葉が出てくるとは思わなかった。
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