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外からはブラインドが掛かってて中の様子が伺えない。
「男の方ですか?」
「ああ。確か、桐野と年変わんなかったはずだよ」
「えっ、私と同じ年!?」
それじゃあ、相当デキる人に違いない。私がヘマしたら面目が立たなくなる。
「そんな身構えなくても大丈夫だよ。じゃあ、開けるよ」
私の方が緊張してしまってるのがバレバレだ。よし、自然にいかないと。
十人掛けのテーブルの一番ドア側に座っていたからよく顔が見えない。
「じゃあ、桐野は前に座って」
やっとのこと席に着いて、ふう…と息を吐きながら顔を上げた。
あれ…。なんだろ、一瞬、何か違和感を感じた。モヤモヤする。
「今回、担当についてもらうプロジェクトのリーダーの桐野さん。そして、その担当になる都築くん」
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