平凡で何が悪いんだ!

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星城学園は全寮制の学校だ。 中等部からそうであるらしいが、僕らは高等部からの入学なので中等部の寮が実際どんななのかは知らない。 もちろん学食もあるのだが、いかんせん金持ち学校なので、僕ら庶民に適した値段設定はされていないため、自炊する以外、リーズナブルな食料調達方法はない。 最初は僕も幸哉も全然料理は出来なかったが、一年もやっていたらそれなりには出来るようにはなった。 まあカツとかは作れないから出来てる惣菜を買っているけど。 幸哉「今日はカツで決まりだろ。じゃあご飯と、味噌汁でいいか」 光「うん」 幸哉「味噌汁の具何がいい?」 光「とーふがいい」 幸哉「お前本当豆腐好きだな。まあいいけど。あと油揚げも入れよう」 光「ちょ…待ってよ!油揚げって熱い汁吸って食べたとき高確率で口んなか火傷するじゃん!止めてよ!」 幸哉「ダメだっつの。それに案外豆腐だって火傷する確率たけーぞ」
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